江の島 Lovers vol.22
山田 海人さん
浜辺での宝探し『ビーチコーミング』
子供の頃、浜辺に転がっている貝殻や、きらきら光るガラス瓶のかけらなどをワクワクしながら集めた経験はありませんか? 浜辺には様々なものが打ち上げられており、その「もの」から、地球環境や、人の歴史なども知ることができる。
「子供の頃は、海が遊び場で、幼稚園を抜け出し浜辺で宝探しをしていました。ほんのひとかけらの漂流物が、私を『想像』という無限の冒険へと連れて行ってくれます。それは、今も昔も変わらない僕の楽しみです。」
『拾ったもの見て想像していたら、電車も乗り過ごしちゃいます(笑)』
かながわ海岸美化財団主催の交流会で山田海人さんの講演を聞かせていただいた時、衝撃をうけた。 自身子供の頃、遊ぶ場所こそ違うが、よく想像という自由な冒険に出ていた。それが大人になるにつれ現実社会の一員という生活が日常になり、想像という冒険から遠ざかっていることに気付かされた。
浜辺で拾った漂流物を片手に、人々の営みや歴史、地球を感じ、海という最後のフロンティアを冒険し続ける山田海人さん。素敵すぎる海人さんのお話を聞いていると、ふと自分も、もう一度トムソーヤとハックルベリーに会える気がした。
インタビュー2010年