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江の島スペシャル対談 vol.03 Talk session vol.03

神奈川県水産技術センター 工藤孝浩さん × 海さくら

神奈川県水産技術センター 工藤孝浩さん

江の島のゴミの現状やいつまでもキレイな江の島を実現し、次の世代に守り伝えていくにはどうすればよいのかなどについて、海岸を守るエキスパートと海さくら 代表 古澤のちょっとマジメな対談です。

前回、神奈川県水産技術センターの工藤さんとの対談から、タツノオトシゴのような小さな生き物の生活場所として、海の中にも草原や森が必要だという事を学びました。

あれから一年「海さくら」の活動を続ける私たちは「次なる一歩」を求めて再び工藤さん(以下、敬称略)のもとを訪れました。(2009年対談)

神奈川県水産技術センター 栽培技術部
〒238-0237 三浦市三崎町城ヶ島養老子
TEL:046-882-2311(代表)
URL: http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/

海の中にも豊かな草原や森が必要なのです

古澤 : 『海さくら』が、タツノオトシゴに逢える海を再生させるには海の中にも草原や森が必要だという事でしたが、具体的に今の『海さくら』にできる事はありますか?
工藤 : まずは江の島に合った植物を取り戻す事ですね。残念ながら前回お話しした私の専門とする『アマモ』に関していうと相模湾は波が高く栽培には適していません。
古澤 : ではどんな植物が適していますか?
工藤 : ワカメのような岩にしっかりくっつくような海藻、カジメ、アカモク、ホンダワラのような褐藻類が適しています。
─ その褐藻類が育つための条件は何でしょうか?
工藤 : やはり海藻は、いずれも光合成をして二酸化炭素を吸収し酸素を出しますので、生育には日光の届く海水の透明度が必要ですね。
古澤 : では現在の相模湾の透明度を下げている要因としては何がありますか?
工藤 : そうですね。まず大きな要因として海と川との水の循環がうまくいってない事です。それはコンクリートで舗装された町中に降った雨が、土という『フィルター』を通さずに一気に濁流として海に流れ出てしまっている事です。そして単に濁った水が透明度を下げているのではなく、過剰に養分を含んだ水が海に流れ出た結果、養分を栄養とするプランクトンが増殖し、浮遊して水を濁らせています。プランクトンの異常増殖を例に挙げると『赤潮』などがあります。
古澤 : 解決策としては、流れ出る養分を除去するか、海中のプランクトンを除去するかですかね?
工藤 : そうですね。出るのを防ぐか、出てしまったものを減らすかですね。どちらにせよ自然の循環をうまく機能させなければなりません。
─ 海中のプランクトンを除去できるのでしょうか?
工藤 : それはもちろん人間の手ではできません。それを専門とする生き物がおこないます。二枚貝、具体名で言えば、牡蠣などはプランクトンを食べて成長しています。生きた『フィルター』とも言うべき二枚貝を人間の手で増やす事ができたなら、それは一歩前進になるのではないでしょうか。
古澤 : 二枚貝を養殖してプランクトンを減らす。つまり海水の透明度を上げ海草が育ちやすい環境をつくるという事ですね?
工藤 : そうですね。そして出来る事なら食べられる貝を育て、人間が食べてやる事です。それは養分を吸収し育った貝を陸に上げる事で養分を海から取り除く事になりますから。とても大切な事です。
古澤 : 陸から出た養分を陸に還すという事ですね。
工藤 : そうです。それが自然の循環です。
古澤 : 『海さくら』が歩む道としての可能性を含めて未来がワクワクするものになってきました。今日はどうもありがとうございました。
目指せ!日本一楽しいゴミ拾い

NPO法人 海さくら

神奈川県の江の島で2005年から「目指せ!日本一楽しいゴミ拾い」をモットーに 年間ビーチクリーンを行い清掃活動にイノベーションを起こしてきたゴミ拾い団体。江の島に「かつて生息していたタツノオトシゴが戻ってくるくらいキレイにする」という目標をかかげ、体験・体感を大事にし「楽しく」「楽しめる」活動を継続しています。

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