特集:みずとうきうき vol.03
災地のプール開き
これからの季節、毎週どこかで水の事故が報じられています。ニュースを見た誰しもが、こころを痛めることになる悲しいできごと。 事故が起こり家族はじめ関係者が後悔することは、少しでもいいから泳げたら・・・日ごろ水泳の練習をしておけば・・・水の知識を持っていたら・・・
私たちフットマークも水泳用品を作っているメーカーとして、「何とかならないか・・・何とかしたい」と50年以上も思い続けてきました。 本来、海や川や湖は、その美しく自然あふれる世界に憧れを抱く場所で、人々が水の魅力を存分に感じながら豊かに伸びていく姿は、なにものにも代えがたいものがあります。
私たちが独自で実施した小学生1〜3年生100人を対象としたアンケートでは「約57%は泳ぐことができない」という驚くべき結果が現れました。 現在子どもたちが水泳を身につけようとすると、学校の水泳の時間か、スイミングクラブに入るか、大まかに分けてこのどちらか。
その結果、泳げる子と泳げない子の二極化が進んでいるといわれています。 でも日本中の親の誰もが「自分の子どもには泳げるよになってほしい」と願っているのです。さらには子どもが泳ぐ技術を身につける三つ目の方法として、「できることなら自分が泳ぎを教えてあげたい」と思う親が想像以上に多くいることがわかりました。
なにより「泳げることは自分のいのちを守ることにつながる」。これが根本にある伝えたいメッセージでした。そんな想いがどんどん膨らんでいき、たどりついたのはいたってシンプルなこと。 "泳げるようになるにはまず水に浮けることからはじめよう。"でした。
- フットマーク株式会社
- http://www.footmark.co.jp/
1946年に赤ちゃんのおむつカバーの製造業として創業。現在は学童の水泳帽子、スクール水着において国内で高いシェアをほこる。1980年代には新しい分野としていち早く介護用品の展開をはじめる。健康に役立つ創意あふれる製品、サービスを開発する。