特集:みずとうきうき vol.02
災地のプール開き
「今年も6月1日にプール開きをやります!!3月11日以来、仙台市の小学校は大変困難な状況続きでした。でも、プール開きをめざして準備を重ねてきました。子どもたちはプールに入りたいんです。プールが大好きなんです。」 水泳指導主任の先生は遠くをまっすぐに見据えて語ってくれました。
「学校のつとめは通常通り、当たり前のことをきちんと消化していくことです。1年1年の積み上げを大切にし、次年度の教育への準備を進めることです。水泳学習もその中にあります。取り組んで得る自信が大きいことに特徴があるのが水泳なんです。」
学校では、子どもたちにだけは放射能のことを心配させてはいけないと校長先生、教頭先生、水泳指導主任の先生3人でプールの大掃除。 プールサイドの周りの土をすっかりきれいにし、今年もプール授業がはじまりました。
これまで日本の水泳授業がいつも快適に予定通り実施されてきたわけではありませんでした。 ある年は水不足に悩み、いつだったか冷夏と呼ばれる年もあり、プール熱が流行ったこともありました。それでもプールで水しぶきをあげたい子どもたち。 いまこそ水を大事にしてプールを清潔に、そして安全に使う大切さを改めて感じています。
- フットマーク株式会社
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1946年に赤ちゃんのおむつカバーの製造業として創業。現在は学童の水泳帽子、スクール水着において国内で高いシェアをほこる。1980年代には新しい分野としていち早く介護用品の展開をはじめる。健康に役立つ創意あふれる製品、サービスを開発する。