江の島 Lovers vol.05
江ノ島電鉄株式会社 村上 聡さん/佐野 栄一さん
10キロの小さな旅と愛着のある電車で親しまれている「江ノ電」。
江の島と共に約100年過ごしてきた電車。そして平成15年4月にリニューアルした展望灯台。
江ノ島電鉄さんは江の島と共に過ごしてきました。
そんな江ノ島電鉄で勤務されている村上さんと、佐野さんにお話を聞いてみました。
- 江の島の好きな所はどこですか?
- 村上: そうですね~。江の島が持つ独特の空気感です。島の中に入るとノスタルジックな場所もあれば、神社もあれば、頂上は360度海を見渡せるといった、総合的な素晴らしいロケーションが好きです。都内から1時間で心を癒せるロケーション・空気が江の島にはあるのです。
- 江ノ電(電車)の魅力は何ですか?
- 村上: 魅力は色々とありますが、一言でいうと、江ノ電は絵になる!!というと事ですかね。江ノ電は、海とあわさった景色の一部なのです。絵の一部にいつでもなっていないといけない会社であると思っていますし、湘南の空気の一つでなくてはいけないと思っています。
- 佐野: 10キロという短い区間の電車ですが、鉄道の醍醐味がすべて入っているところが好きです。海、山、町、トンネル、鉄橋がすべてあるのです。
- 展望灯台で様々な音楽イベントをされていますが、何を心かけていますか?
- 村上: やっぱり景色と、空間を大切にします。360度海に囲まれた中で夕日が沈んでいき、夕焼けが海面に反射する…そんな中で音楽を聞いてもらいたいですね。よけいな物を極力へらし、自然の中で音楽を楽しんでもらいたいと思っています。
- 佐野: 私は江ノ電の運転手でした。イベント的なお仕事をするようになった当初、展望灯台で知らない歌手の人の歌を聞いた時、このロケーションに音楽がのり、素直に心に入ってきました。そんな感覚を大切にしたいです。
- 将来の江の島がどうあって欲しいですか?
- 村上: いつまでも気軽に自然を感じられる場所であって欲しいです。海を大切に自然を大切にしていきたいです。江の島や展望灯台で自然に触れ合ってもらいたいです。そのキッカケがイベントであればと思います。イベントに来て「こんな景色があるんだ~」っと思っていただければ、きっと将来も自然を感じられる場所でありつづけると思いますし、そう願います。
- 佐野: 村上と一緒ですが、とにかく残していかないといけない場所ですね。
インタビュー2007年
江ノ島電鉄株式会社 http://www.enoden.co.jp/