江の島 Lovers vol.01
エコサーファー 堀直也さん
「これ、“ビーチグラス”っていうんです。キレイでしょ?」と、エコサーファー代表の堀直也さんが差し出すその手には…カラフルに輝く石ころ状のものが。 ガラスの破片が、海岸に流れ着くまでに角が取れて丸くなったもの。
この「ビーチグラス」を地域通貨として湘南のサーフショップやカフェで流通させるプロジェクトが、2007年4月15日から始動しています。 海岸で拾ったビーチグラスの状態によって、50円~200円相当の「ビーチマネー」として利用できるのです。 (あくまでビーチマネーは、お金ではありません。もちろんお金と交換も出来ません。それと同等の価値にして利用できるのです。) その仕掛け人が、堀さんです。
“お洒落でカッコいいエコ”を追求し、他にも地元・辻堂海岸でのビーチクリーン活動を始め、フリーマガジンの発行やイベントの開催など、精力的な活動を行っている堀さん。 「とにかくB級感、サブカル感が好きなんだよね。フリーマガジンも、音楽好きのグラフィックデザイナーと一緒に楽しく作っています。」 堀さんにとっては、環境活動もライフスタイルの一部、遊びの一部。心から楽しんでいるのが伝わってきます。
辻堂をこよなく愛する生粋のサーファーでもある堀さんの信条は“NotToo Much”。 「仕事だけとか、サーフィンだけとかじゃなくて、仕事も恋愛もサーフィンもバランスよく。もちろん、環境活動もね。それがサーファーのいちばんいいところだと僕は思う。サーファー万歳だね(笑)」 気負いがなく、肩ヒジを張らないのが堀さんらしさ。定期的なビーチクリーンはもちろん、小学校に出向いて講義も行うなど、海に対する想いは人一倍あるのです。
「純粋に人が好きだから。僕にとっては、この活動を通じていろんな人と知り合えるのが本当に楽しい。めちゃめちゃ有名な○○先生っていうんじゃなくても、地道に活動してるステキな人はたくさんいる。そういう人ともっと知り合いになって、もっと紹介していきたいね」
インタビュー2007年