江の島 Lovers vol.08
海さくら参加者 濱野園子さん
“海さくら”のゴミ拾い活動には、毎回参加してくれる“常連さん”もいます。 濱野さんも、その“常連さん”のひとり。地元・片瀬から、お姉さんと一緒に参加してくれています。
「江の島は観光地だから、地元の人は行きにくい。特に夏場は観光客がすごいし、残していくゴミもすごい。それで海岸は汚くなって…いつの間にか離れてしまっていましたね」
観光地として確立されているがゆえに、だんだん疎遠になっていく…地元に住む人たちにとって、江の島は「近くて遠い」存在でもあるようです。 毎回、西浦の海岸を丁寧にゴミ拾いしてくれる濱野さん。その姿からは、地元・藤沢のシンボルである江の島への感謝の気持ち、恩返ししたいという気持ちが伝わってきます。
これから、江の島が湘南のシンボルとして、ずっとキレイでい続けるために、どうすればいいだろう。
「”海さくら”の活動を通して、客観的な視点から、江の島って実はこうなんだよ、って伝えてほしいですね。あとは、私たち若い世代が、海さくらの活動から、環境のことを考えていければいいですね」
島の中と外。世代間のギャップ。いろんな違いはあっても、江の島に対する想いは共通しています。濱野さんの話を聞きながら、「海さくら」の活動を通じて、みんながいろんな違いを超えて「江の島が好きだ!」という想いをひとつにできたらいいな、と感じました。
インタビュー2007年