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音楽は娯楽です。
有事の際に最も必要とされるものではないでしょう。
けれど、音楽には娯楽だけにおさまらない意味や力があると思います。3・11以降、直接被災していない自分も、精神的なダメージを受けました。正直、自分の中から音楽が消えそうにもなりました。 けれど、自分は、人前で歌うことをやめずに、ツアーを続けることにしました。各地を回って、多くの人達とふれあい、日本中の人達が傷つき、哀しみ、不安の中にいることを実感しました。 まだ音楽を楽しむ気持ちになれない、この時期にライブを楽しむことをためらっている、という人が多くいることも知りました。それも、仕方がないと思いました。
けれど、一人で部屋にこもっているよりは、少しだけ無理をして、ライブに足を運んでくれたらなとも思いました。3・11以降、音楽を通じて、色んな人達と思いを交感し合う中で、自分の中で、優しさ、勇気、元気が次第に蘇ってくるのを感じました。思いを交わし合える友人、身内、そして音楽という存在がなければ、自分の心はもっと深いダメージをひきずっていたと思います。 ツアーを続け、ステージからお客さんの最高の笑顔に触れて、この明るさは生きて行くために不可欠なんだとあらためて確信しました。そして、この空気を日本中の人達と共有したい、被災した人達にも届けたい、と強く思いました。
残念ながら、3月19日の「海さくら」企画イベントは余震が続き原発事故が予断を許さない状況の中で、中止の決断が下されましたが、その後も「海さくら」代表の古澤くんと何度も話し合い、5月/7月/9月の「UMISAKURA MUSIC FESTIVAL」は開催の方向で考えて行くことを、確認し合いました。
こんな時だからこそ、より一層、多くの人達と音楽を通じて、元気、思いを繋いでゆきたいと、強く思っています。

皆さんのご来場をお待ちしてます。

2011年4月12日(火)
リクオ
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