川上さんは、神奈川県を拠点に活躍する花火師。「花火でプロポーズ」など、従来の常識を覆す花火イベントを、全国各地で仕掛けています。

「僕にとって江の島、湘南は“仕事場”ですね。この辺りでもよく花火を上げていますよ。逗子では手漕ぎボートから花火を打ち上げようと試みて危うく転覆しそうになりました（笑）」

実は、海さくら事務局の古澤とは数年来の“盟友”。「海さくらコンサート」も、二人でずっと構想を温め続けてきた企画です。

「5年前だったかな…彼から『海をキレイにしようコンサート』の企画書を渡されたんですよ。そのときは、花火も絡めて面白くやれればいいねって話をして…で、昨年ついにそれが実現した。ボランティア中心で、普通のコンサートにはない“手づくり感”がよかったね」

実は、昨年のコンサートに出演してくれたＲＯＬＬＹさんを“スカウト”したのは他ならぬ川上さんでした。

「下北沢を歩いてたら…偶然いらっしゃったんです。そのときちょうど古澤君と電話で話していて。『ちょっと待って！』って電話を切って、声をかけたんです。その場でＯＫが出ましたね（笑）」

９月１日に開催する「第２回海さくらコンサート２００７」では、川上さんも主催者として、正式にコンサート運営に参画します。 アーティストも花火師も、人を楽しませ、感動を与えるエンターテイナーという点では共通しています。そのプロの視点から、川上さん、今回のコンサートにかける意気込みを聞かせてください！

「花火もそうだけど、音楽にも、人を楽しませたり、元気にしたりする力がある。『海さくらコンサート』を通じてもっとたくさんの人が江の島を好きになってもらえたらいいね。そこから『江の島をキレイにしたい』という想いの輪が広がっていくんじゃないかな」

インタビュー2007年